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6月13日 トマートン

パブを出てしばらく歩くと生け垣が木の柵に変わって、向こうが見通せる場所があった。大きな木々に囲まれた広々とした芝生の庭がある。奥には二階建ての大きな建物、庭には三々五々人々が歩いている。看板にはナショナルトラスト、ディーラムパーク、国道に面した門からお入りください、とある。貴族が屋敷を持ちきれなくなり、ナショナルトラストに委ね、一般公開されているのだ。広大な敷地なので国道側まで回る気にならず、写真を撮るだけにする。
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自動車道路

 トマートンの村の手前で高速道路を越える。一般道路が高速道路に交差し、インターチェンジになっている。こちらは一般道路を渡るのだ。車がひっきりなしに通るので渡りにくい。緊張感が走る。自分がウサギやキツネになったような気分だ。牛や羊の中を歩いてきているので、自動車が怪物のように思える。道路の向こう側に、大きな荷を背負った男女4人組の徒歩旅行者がやってきた。大きく手を振って大急ぎですれ違う。向こうも道路を渡ろうとして必死の様子だ。

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トマートン

 トマートンに着いたのは4時過ぎ、パブらしい建物にアコモデーション(宿泊)という看板も見えるが、しまっている。もうやめている感じだ。通りすがりの女性に、この辺にB&Bがないかと訊ねると、笑顔でこの道をまっすぐ行って、交差した道の向こう、と教えてくれた。人気のない寂しい村を抜けると交差点の向こうに一軒の農家があった。B&Bの小さな看板もある。庭に数人の男女がたむろしている。一人の男が近づいてきた。宿の主人らしい。空室があるかと聞くとあると言う。えっ!とかえって驚く。ウェールズでは断られてばかりいたからだ。ほかの人々は泊まり客の夫婦とその娘のようだ。奥さんがどこから来たのか聞くので、バースからと答えると驚いていた。バースの町はきれいかと聞くので、とても美しいところだと答えた。明日バースに行くのだろう。

 宿の主人が二階の部屋に案内しながら、日本人かと聞くのでそうだ、どうして分かったのかと訊ねるとニヤッと笑って答えない。田舎で極東人というと日本人というイメージがあるのだろう。ロンドンやバースは中国人でいっぱいだった。
部屋はまずまず、トイレ付きシャワー室があり、ダブルベッド、ソファもある。30ポンド、少し高いが仕方がない。ウェールズの片田舎とは違うのだ。シャワーを浴びて昨日ハヴァーフォードウェストで買ったパンの残りを出して食べる。部屋にはポットとインスタントコーヒー、紅茶、二種類のビスケットの袋があるので夕食はそれで終わり。

外に散歩に出る。石垣と玄関の周りに花を植えたきれいな家が多い。でも生活の臭いがしない。コテッジという看板が出ていたりするから、貸別荘が多いのだろう。大きな屋敷にサマセットハウスという表札がかかっている。金持ちの家だろうか。店一つない村なのですぐ部屋に戻る。

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