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6月12日 B&Bへ

 演奏者の前には皿がない。コインをあげようと近づいた人もとまどっている。カフェに雇われているのかも知れない。町めぐりは宿に荷物を置いてからと思い道を急ぐ。街並みがとぎれると、そこは広大な芝と樹木の公園、ヴィクトリアパークである。公園を斜めに横切る緩やかな登り道を歩いて住宅街に入ってゆく。お屋敷町に入ったような雰囲気だ。塀で囲まれた広い敷地には大きな樹木が並び、庭の奥に二階建ての大きな建物がある。そんな屋敷が続いているので、まるで公園の中にいるようだ。別荘なのだろうか。

 宿に行く約束の5時半にはちょっと間があるので、芝生の空き地に荷を下ろして横になる。空が青い。ここは丘の上なので、丘が連なったようなバース周辺がよく見える。遠くの緑の木々に埋もれるように、丘に沿って家が階段状に並んでいる。そんな丘があちこちに見える。家々がみな同じ色なので、一軒の長いギザギザのついた長屋のようだ。

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 5時半近くなったので、また歩き出す。B&Bは屋敷と言うより普通の家だ。塀は花で飾られている。ベルを鳴らすと30代の男がにこやかに迎えてくれた。握手。荷物は自分が持つ、と言って二階の部屋に運んでくれた。部屋には白地に赤くロココ調の絵柄が並ぶ壁紙が貼られ、絨毯とカーテンも赤、渋いバラの花の絵の額が二枚かかっている。とてもかわいい部屋だ。日本の渋い和室も素敵だが、壁紙の部屋もいい。これはこれで気持ちが落ち着く。

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 明日からコッツウォルズウェイを歩くつもりだ、トマートンのB&Bを知らないかと聞くと、知らないと答えた。自分も同じ道を歩いたことがある、あなたは幸運だ、この家のすぐ裏手をフットパスが通っている、と言う。案内所の女性がそんな場所を選んでくれた気がする。スポーツマンタイプに見えるので、あなたはマラソンランナーかと訊ねるとびっくりして来年走ろうと思っていると言う。私も毎年走っていると言うと、ロンドンマラソンかと聞くので、日本でと答える。自分はマイルレースが中心だと言うので、きっとクロスカントリーなのだろう。イギリスにはすごい女性ランナーがいるね、とポーラ・ラドクリフのことを言うと、彼女はとても人気があると答えた。

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 この部屋はシャワー室が付属し、トイレは部屋のすぐ近くの共用、でも他に人が泊まっているようには見えない。全て真新しい感じだ。荷物を置いて再び町に向かう。

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