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6月11日 朝食の席での話

今朝は晴れている。いつも夕方になると雨が降るので、先のことは分からない。8時朝食、すぐ隣の食堂に用意されていた。食堂に続いて休養室があり、長椅子に主人が腰を下ろして、テレビの画面を指さして、これからは天気が良くなると言った。

彼はドイツ人、この宿を始めて14年、それまでは近くのフィッシュガードのドイツレストランで働いていた、きつい仕事だった、と言う。私の仕事を聞かれてバンブーアーティストだと答えると、奥さんが今習っているのと言って、竹の朱竹画を緑で描いたような絵を見せてくれた。思わず笑ってしまった。この国には竹は生えていないのに不思議だ。中国人が教えているのだろうか。

主人が今は休みなのかと聞くので、そう、今は休暇、日本では60歳になると、生まれ変わって第二の人生を送ると考えられていのだと言うと、私は65歳、生まれ変わって5年になるんだねと笑う。

50歳で退職したとき夫婦で世界一周旅行をした、ヨーロッパの国々、エジプト、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランド、サモア、マウイ、サンフランシスコ、それから帰国した2ヶ月の旅だった、日本には行かなかった、日本庭園や盆栽には興味を持っている、と言う。日本では今イングリッシュガーデンが大はやりだと応じる。

今までに11ヶ国の人がここに泊まった、中国人も三人、日本人は初めてだ、中国人は奇妙な字を書いていた、と言うので、日本人も中国文字を使う、中国文字と日本文字の両方を使っている、昔から中国文化の影響を受けているんでね、英語の知的な言葉がラテン語から来ているように、日本語の知的な言葉はみんな中国語から来ている、昔から日本人は中国の詩が好きで、昔の知識人は中国文字を使って詩を書いた、だから中国人に会ったとき中国語は出来なくても中国文字を書いて対話することが出来た、今は英語が沢山入ってきているけれどと言うと、ドイツ語でも同じだ、英語がいっぱいさ、英語の中に入っているドイツ語は、キンダーガートン(幼稚園)と・・・少し考えて知らない単語を言う。隣人の不幸を喜ぶ、と言う意味の単語で、英語にはぴったりの表現がないんだと言うので大笑いした。人の心はどこでも同じだ。でもドイツ人としてはちょっぴり複雑な気持ちかも知れない。

昨日向かいの牧場の羊とメーメー話をしたというと、あれは私の羊だ、今年4頭の子羊が生まれたが、母親が死んで、子羊もみんな死んでしまった、羊は採算がとれない、と話す。この人の立って外を眺める姿にはちょっと陰がある。外国に来て生活を築いて行くには苦労が多いのだろう。ところで彼とこんなに話が通じたのはドイツ人だったから。ドイツ人の英語は分かりやすい。分かりにくい英語を話すのは?勿論イギリス人とアメリカ人である。

朝食はイングリッシュブレックファースト、コーヒーがたっぷり飲めるのは嬉しい。セントデイヴィッズに行くバスは9時20分、すぐ下の道で片手を伸ばせば止まってくれると言うので、部屋に戻って荷物を整理する。勘定は夕食代を含めて33ポンド50セント、35ポンドを出して釣りはいらないと言うと、嬉しそうになる。お金が嬉しいと言うより自分たちの接客を認められたのが嬉しいのだろう。二人に握手して別れる。

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