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6月10日 牧場にて

遠くに白くて長い砂浜が見えてくる。丘を登って下ってを繰り返して、白い波が幾重にも打ち寄せる広い砂浜に出た。所々に人がいる。一人は小さいパラセールを操ってボードに乗って海上を進み、一人は小さいバギーに乗ってパラセールを操っている。ボードセイリングをする人もいる。一人一人がバラバラに自分の遊びに没頭している。

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地図を見るとニューゲイルだ。浜沿いに自動車道路が走り、海のレジャー用品の店と観光客用の小さなレストランが並んで立っているだけ。その後ろには広いオートキャンプ場だ。と言うより牧場に車が入り込んでいるような感じで、ほかには何もない。

小道はまた崖に沿って進む。牧場の柵のこちら側、小道の側に馬が二頭ずつ、四頭が草をはんでいる。柵と崖の間だの狭い場所なので馬たちの中を通るしかない。ほかの人々もここを通っているはずだ。でも放し飼いの馬のそばを通ったことがないので不安がよぎる。

馬って後足で蹴るんじゃなかったっけ?でも逃げ道はない。フットパスの旅を馬のために諦めるわけにはいかない。こんな時には知らぬ顔をして通るに限る。まず手前の二頭のそばを通り抜ける。一頭の馬が脇にどいてくれた。次の二頭の前に来た。私の心にちょっと不安が兆した時、一頭がおびえたようにちょっと動いて身構える仕草をした。するともう一頭も同じ仕草をする。どきっとしたが知らぬ振りをして通り過ぎた。何ごとも無し。こんなに馬の近くを通ったのは初めてだ。
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馬の写真を撮るどころではなかった。次に会ったウシの写真です。

午後になって空が曇ってきた。急に雨が落ちてきた。激しい降りだ。慌ててレインスーツを着、ザックにカバーを掛けて歩き出す。本降りになるのかと思ったらまもなく雨が止んでしまった。

しばらく歩いてゆくと向こうから雨具を付けない夫婦連れが来る。道も濡れていない。五分ほど前ひどい雨に降られたが、こっちは降らなかったのか、と聞くと、こっちでも降った、でもすぐ乾いてしまった、と言う。空気が乾燥しているから雨で濡れてもすぐ乾く。毎日宿に着いてから着ていたものを洗って、宿のバスタオルに挟んで踏んでからハンガーに掛けると、翌朝にはもう乾いている。日本では味わえない乾いた空気だ。

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途中の小さな教会

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