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イギリス徒歩旅行-3 四国遍路

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私には歩く旅については特別な思い入れがある。若いときから歩く旅が好きだった。学生時代ユースホステルを利用してあちこち一人旅をしたとき、一日まるまる歩く日を設定したりした。そんな時に歩く道は海沿いの、バスも通らないような道だった。私は三陸海岸に生まれているせいか、リアス式海岸のような入り組んだ海沿いの道が好きだ。その後二十代の終わり頃に四国の八十八ヶ所遍路をしている。全コース歩いて二ヶ月近く、その時は米軍払い下げのダウンの寝袋を持っての旅で、ユースホステルがないところでは廃屋や橋の下などで眠っていた。飯ごう持参で、焚き火で自炊しながらの旅だった。

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海岸パスに多かったジギタリス

二年前の秋、思うところあってまた四国遍路を試みた。三十年ぶりだ。今度は山用の軽いテントと寝袋持参、食事はコンビニなどでおにぎりやサンドイッチを買って食べるやり方で、六日テントに泊って一日遍路宿に泊ると言うようなペースだった。昔のような銭湯はなくなっていたが、所々に日帰り温泉のような施設があり、それほど不潔にはならなかったと思う。南アルプスに毎年のようにテント持参で登っているので、テント暮らしには慣れていた。だが今回の遍路の旅は状況が違った。テントを張って途中で買った夕食を食べると、もうすることがない。暗くなれば寝るしかない。三時頃には目が覚める。朝食を食べるとすることがないので、暗い内からテントを畳んで出発することになる。すると連日四十キロ前後歩くことになる。徳島、高知と歩いて、二十日ほどで愛媛県の松山を過ぎてしまった。あと十日もあれば遍路を終えてしまう。そんな時小指に出来たマメが悪化した。伊予北条で外科医に診てもらうと、その場で切開してくれた。だが毎日外科医に診てもらって、一週間は消毒しなければならないと言う。そこで遍路は諦めた。次の機会があるだろう。

 三十年ぶりで歩いた遍路の旅で驚いたのは、歩き遍路が多くなったことだ。三十年前に歩いたときは歩き遍路はきわめて少なくて、出会ったのは一周して数人という感じだった。遍路と言えば自家用車か団体バスツアーの遍路だった。ところが今回は毎日数人の歩き遍路に会う。老若男女、若い女性の一人旅もある。夫婦で歩く人も多い。世の中が変わって来ている。

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フウロソウの仲間

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